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さぶ たんたん くう という三匹の犬の子のお話とミニチュア製作日記。時々雑記。
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ベルリンダンディズム


前に作ったレターセットの絵だけど、タンタン入れて、色塗り変えてみた。
モデルはベルリンのカフェ。でも「おすたるじー」ではない。
私はベルリンが好きなのか、オスタルギーが好きなのかと問われれば、ベルリンが好きなのだと思います。
そもそも私がベルリンに嵌ったきっかけが「カフェ」でして!
ベルリンのカフェの本を読んで、このカフェに行きたい!と思ったら、一ヶ月半後には一人でベルリンまで飛んでいたわけです。
そして、街そのものに惚れてしまいました。
ベルリンの人もみんなとっても優しかった。
地下鉄の駅で路線図睨んでると、必ず誰かしらが、「どこに行きたいのか?」と聞いてくるし
駅についてホテルの場所を確かめようと地図を広げたら、見知らぬご婦人が横から地図を覗き込んできてホテルまでつれてってくれたし
私自身がネギしょったカモ状態でウロウロしてたので仕方なく、という部分もあったと思いますが。
でもベルリンはドイツの首都なのに、全く気取ってなくて、せわしくもない。
他のヨーロッパの都市に比べると、少しだけ野暮ったくて、でもそんなところがとても心地よくて。
それでいて、どんなものでも受け入れてくれそうな、懐の深さがあるように思います。
昔、東西に分断されていたという複雑な歴史があるところもいいな!


最近お製作中はずっと、「グッバイ、レーニン!」と「善き人のためのソナタ」のDVDを流しているのですが、私が認識していた以上に、「オスタルギー」ってもっさりしてますね…。もちろんそこが魅力なのでしょうが。
しかしこれは、時代が時代なだけに、一歩間違うと、昭和の日本の団地インテリアとも区別がつかなくなる気が…。しかも旧東ドイツでよく見られる団地って、日本の古い公団にもどことなく似てる。


実は私は「団地萌え」を自認するほど団地好きでして…
団地のダンディズムと聞いてピンとくる方は、同士です!こんにちは!
団地に漂うダンディズム…。
それは、新しくてお洒落なマンションには決して存在しないもの…。
無機質でストイックな佇まいの古い団地には、確かなダンディズムがあるのだ…!
あ、ベルリンにはダンディズムがあると思う。
古い公団から漂うようなダンディズムが!


話はズレましが、オスタルギーを忠実にミニチュアに再現したら、それはきっと一部のマニアにしか受けない。私は別にマニアではない。これだけ語っといて何ですが。
ミニチュアにするなら、やっぱ可愛いのがいい。
「オスタルギー」って、昔の東ドイツ製品を懐かしむ意味で使われてるけど、思い出って実際よりも美化されるものだからか、いわゆる「オスタルジック」と言われるものって、実際に東ドイツに見られたものより相当範囲が広くなってる気がする。
だから、デザフェスで作るのは、あくまで私流の「おすたるじー」であって、「東ドイツ」ではない。
どっちかっていうと、テーマは「野暮可愛いもの」
もし、デザフェスで、誰かに「テーマは何ですか?」って聞かれたら、「野暮可愛い。例えばオスタルジックなもの」って答えようと思う。こう答えれば、おこたでみかんのミニチュアがあってもおかしくないし!(土鍋は消えた)


なんでこんな事を長々語ってしまったのかというと、お製作に飽きたからです。
飽きたらまた語りに来ると思います。
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ミニチュアつくりとイラストを描いています。
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