エジャタウンのカフェ

これ、クリアファイルとかしたらどうかなと思って描きました。

場所はエジャタウンのとあるカフェです。
少し、憂鬱そうな表情で座っているのは、ユーアール君のお母さんです。
誰かと待ち合わせをしているようです。
表情から、待っている相手は、彼氏とか友だちとかではないと思います。
相手は別れた旦那かもしれません。
でも、もしかしたら、別れていないのかもしれません。
出て行った、というだけで。戸籍上はまだ夫婦かもしれない。
音信不通だった夫が突然、近くに戻ってきたと知人を経由して知り、自分の生活を邪魔されたくない彼女は釘をさすために会うのかも！おおっ！ドロドロな展開！！
あ、でも修羅場みたいなことにはならないです。
相手も一応落ち着いた大人の男なので、冷静に、少しばかり話をしたあとはお互いズキズキした気持ちを抱えながら別れるのです。ユーアール父は、ダメ男的な部分はありますが、非常識な人ではありません。
そしてその間も、タンタンは横で、巨大なパンケーキをグチャグチャ食べてるという、時々横目で隣の意味深なカップルを見ながら…口の周りを生クリームでべちょべちょにして！

まあつまり、私は、悩みを抱えた人の側に、タンタンみたいな、ふざけたキャラクターを並べて描きたいだけです。そういう絵を描きたいがために、この設定を考えました。それだけです。深い意味はないんです。はい。
私は、物事を大げさに捉えることがあまり好きではなくて、何か起きるたびに大騒ぎしたり派手に落ち込んでいる人をみると、ちょっと水を挿したくなるという、そういう捻くれたところがあります。。。どんなことでも笑い話にして終わりにしてしまいたいという、願望もあるかもしれない。「辛い」なんて思ったら、世の中なんて辛い事だらけじゃないですか。
落ち込む原因なんて、掃いて捨てるほどありますよね…。
だから、どんなことでも笑い飛ばせたらいいな！って、そういう私の願望がさぶたんくうの世界観にも反映されているような気がします。

タンタンは、あきちゃんはサブローやクウといっしょに、エジャタウンにお買い物にきたんですね。
向かいの席はあきちゃんが座ります。
サブローはタンタンの隣に、クウはあきちゃんの隣の席にいますが、今は三人ともお手洗いに行ってます。
偶然ユーアール君のお母さんが隣に座っていたのですが、タンタンは、「どこかで会ったことがある人かもしれない」程度に考えています。あきちゃんはユーアールのお母さんとはほとんど接点がないので気づきません。ユーアールのお母さんは、今はそれどころじゃないので、タンタンに気づきません。あとで気づくかもしれません。で、目で、「息子に言わないでね」ってそっと合図するかもしれません。
タンタンは、意外と人の感情を読み取るので、お母さんの合図もちゃんと読みとると思います。
伊達に苦労してませんもの！人の心の深いところまで入る能力のあるタンタン！
なにげにカッコいいではありませんか！